腰椎椎間板ヘルニアって?
腰の骨は5つの腰椎骨と仙骨、そしてそれぞれの骨の間にある椎間板という軟部組織で形成されています。
椎間板は主に衝撃をやわらげるクッションの役目をしているのですが、これが何だかの理由で潰れて外側に押し出されている状態を腰椎椎間板ヘルニアと呼んでいます。
腰が痛いのは椎間板ヘルニアだから?
一般的には「ヘルニアのせいで腰が痛い」「ヘルニアのせいで脚がしびれる」と考えられています。
腰痛で病院に言ったときに、レントゲンやMRIの画像を見せられて、そう説明を受けた方も多いかと思います。
たとえば、イギリスの世界的な疼痛生理学者であるパトリック・ウォール博士は、著書「疼痛学序説 痛みの意味を考える」の中で「ヘルニアの突出と痛みはそれぞれ独立していて、痛みの発現におけるヘルニアの突出の役割ははっきりしない」と述べられています。
日本でも、腰痛の権威である福島県立医大の菊池臣一先生をはじめ、同様の見解をお持ちの方が数多くいらっしゃいます。
このように、お医者さんでさえ椎間板ヘルニアが必ずしも腰痛の原因とは限らないことを認めているのです。
あなたもヘルニアがあるからと言って、決してあきらめないでください。